補足:bitcoinの実際のはじめかたとか

その1はこっち
http://d.hatena.ne.jp/sippo_tuki/20140228/1393580888


なんか私がbitcoinネタ追ってた昔と比べて
複雑化しててbitcoinスタートがやけにややこしくなってるので
補足として簡単なの書いときます。

実際にやったほうが理解しやすいと思うし。

というか財布ダウンロードするだけだし。

これ別にどっかに登録したりする必要もないのです。


まず
https://bitcoin.org/en/choose-your-wallet

このへんから
Desktop wallets(bitcoinのお財布)
をダウンロードします。

とりあえずここではbitcoin-qtってやつ使います。

適当にzipでダウンロードして
適当にexe開くと

これが出ます。

http://whitecats.dip.jp/img/s/sironeco1393585972192.png

bitcoin財布です(なんかブログの調子が変なのであぷろだから)


Windowsのセキュリティで何か出るかもしれませんが
許可するを選ばないと通信できないので注意。

ちなみにポート開放は不要っぽいです。


で、下部に
「201 week(s)behind」
というのが出るわけですが

これは201週間以上このお財布は
ネットワークから取り残されてるから同期してるよ!
という意味です。


追記注:ここでどうやらbitcoin walletは
今までにネットワーク上で行われた
「全ての取引履歴」をダウンロードしてくるようです。
18G分ほどHDD容量を取られるので注意してください。


そしてダウンロードしたあなたのお財布のアドレスを
ネットワークにばら撒いて

「こういうお財布が作られたよ!」

という事を
他のお財布にも教えてます。


2,3時間ぐらい何もせずに放置すると
勝手にお財布が完成します。

(訂正:もっとかかるっぽいです。。下手したら20時間くらい)


30分ぐらい待って数字が変わったりとか
変化がなければたぶんセキュリティで引っかかってるので
セキュリティ許可を頑張ってググってやってください。


で、上のReceiveボタンを押すと
http://whitecats.dip.jp/img/s/sironeco1393586545156.png
こんなの出ます。

この画面にダウンロードされたソフトが設定した
あなたのbitcoinのアドレスが出ます。


画像ではもろAddressって書いてあるとこの下の
1EcNR3uESXHWh2Uz53gTfmznVJxCXFrJgr
です。
これ今作られた私の財布のアドレスです。


これは晒しても問題ないです。


で、もし送金するときは

上のSendボタンを押すと

http://whitecats.dip.jp/img/s/sironeco1393586882479.png

こうなるので


Pay To:
のあたりに送りたい相手の
bitcoin財布のアドレスを書いて

Amount:
のあたりでcoinの量を書いて下のSendを押せばcoinが
送信されます。
(残高があればね)



でcoinをどうやって手に入れればいいかってことですが

・・・。

たぶん今のところヤフオクが一番てっとりばやいですねw


http://auctions.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%B3&tab_ex=commerce&auccat=26084&slider=0


日本円に対応してる取引所よくわからんし。。

ヤフオクで落札したら
相手に自分のwalletのアドレス教えれば送られてくるだけです。



他に、
採掘すればbitcoin手に入るらしいけどどうすんの?
というお話は

えーと
やめといたほうがいいですw

面倒くさいうえに
基本的に電気代で赤字になります。
こういうのと戦う事になるわけなので

Bitcoinをざくざく掘り出す、モンスター・マシンたち
http://www.gizmodo.jp/2013/04/bitcoin_2.html



真面目に投資を考えるのは今からの時期だと
政府が規制に真面目に乗り出すとbitcoinはマジで暴落するはずなので

やめといたほうが良いかと思います。


遊び程度で買うといいんじゃないかな!

むしろ今はmonacoinとかの方が遊べるので
どちらかというとそっちのほうがおすすめです。


わーい!

その2 にちゃんねらにはわからないbitcoinのしくみ

その1はこっち
http://d.hatena.ne.jp/sippo_tuki/20140228/1393580888


前回からのつづき

適当なことを言う人がおおすぎなので
わたしも適当に叩いときます。

参考:
ビットコイン】麻生財務相「破綻すると思っていた」
http://now2chblog.blog55.fc2.com/blog-entry-12643.html



まず
→このMtGox破産ってどういうこと?

「トランプをお金と交換するよ!」
と言ってた人が
「お金と交換するために預かってたトランプ盗まれました……トランプ返せません」
ということです。
そしてMtGox以外にも取引所はいっぱいあります。

MtGoxがなくなってもbitcoin
その1にも書いたように参加者全員で運営しているシステムなので
システム自体には全く影響していません。

相変わらず
「トランプ(bitcoin)くれたらピザ送るよ!」
という人は居ます。
それも大量に。

そしてbitcoinの値崩れも全然起きていません。
というかいまだにトランプ1枚(1ビットコイン)600ドルもしますし
再上昇始めてます。

むしろもうちょっと下げてよ! 買うから!


というかそもそもこれまでも何度かbitcoin取引所は
同じようにハッキングされて破綻してます。

例えば2011年のこれとか
http://ascii.jp/elem/000/000/621/621352/


まったく
何度目の話題だよ……w



次に
→麻生さんが「破綻した」って言ってたけど?

一国の財務を管理してる人間がお昼のワイドショーレベルで
モノ言うの本当に勘弁してください。。

相澤証券が
「お金と交換するために預かってた株券盗まれました……株券返せません」
って言ったら。

やっぱり麻生さんも
「株式市場は破綻した。所管もよくわからない」
と言うんでしょうね。

あっそう

※ 適当に出しただけで相澤証券にも麻生さんにも恨みはないです。



次に
→ゴールドと交換できるわけでもなしこんなの信用ない通貨価値ない


有利な値段でbitcoinくれるなら
わたしゴールドと交換しますよ。
というかみんな交換したがってますけど。。



あと
→円天と同じじゃん詐欺じゃん

キミはキリンを見て
「犬とおなじじゃん」
と言うのかね?

それに詐欺って誰が誰をだましてるんだ……。
胴元も居ないのに。
というかbitcoinってそもそも価値があると思ってるのは皆で
ただのゲームなのに。

ああ、お金が盗まれたことを詐欺というのか。

そうかー。



その3では明日にでもやる気が残ってれば
bitcoinに関する議論でも書くっす。

その1 ネコでもわかるbitcoinのしくみ

暇なのでbitcoinブームに乗ってなにか書きます。

ほんとはネコにはわかりません。
ネコに小判。ネコにbitcoin

以下本題
bitcoinをトランプに例えてます。



トランプゲームとしてのbitcoin


bitcoinはトランプゲームそのものです。


このゲームのルールは簡単です。
「トランプを集めるゲーム」
です。


このゲームが始まったのは2008年
Satoshi Nakamotoという謎の人物が
インターネット上に、このトランプゲームの
ルールを記した論文を投稿したことがきっかけです。

Nakamoto氏は「このトランプはお金みたいなもの」
と言ってゲームを始めたので
皆面白がってゲームに参加しはじめたわけです。


このゲームではまず参加者の中心に
トランプの山が置かれます。

そして「採掘(マイニング)」という
「ゲームに不正がないか監視する」作業をすると
その監視の作業量に応じて山からトランプがもらえます。
(監視はパソコンで自動で行われます)

この「採掘」は今までに全体で「採掘」された回数が数えられていて
「採掘」がされればされるほど難易度が上がります。


このゲームは途中から参加する事もできるんですが
途中からだと「採掘」の難易度が高く不利になるわけです。



さてルールの説明はここまでです。


このゲームは、始めは本当にただ単に
採掘をしてトランプを集めるだけのゲームでした。

しかし、参加者が増えるにつれ面白い事が起こり始めます。


最初に書いたようにこのゲームは
「トランプを集めるゲーム」
「トランプはお金みたいなもの」
というルールです。


そして、
参加者同士でトランプのやり取りが出来る設計だったので、
ある日ある参加者が

「面白そうだから俺にトランプ(bitcoin)を1万枚くれたらピザを1枚届けるよ」

というようなことを言い出しました。


これがすべての始まりです。

次々とトランプ(bitcoin)とモノの交換が始まりました。

「面白そうだから1000枚くれたら要らなくなった古着あげるよ」
「面白そうだから2000枚くれたら使わなくなったPCパーツあげるよ」

そしてついには
「トランプで支払い受け付けるよ!」
というお店まで出てくるわけです。


最初はみんな「面白そうだから」
という理由です。

人間は、たとえゲームでも
「数字を増やす」という事を面白いと感じるように出来ています。
これはゲームでも数字を増やすために
課金する人が居るのと同じことです。



さて、これは革命です。
「トランプとモノが交換できるようになりました」
これは
「トランプでモノが買えるようになりました」
と同じです。

つまり交換を受け付ける人が居るので
「トランプはお金として使えるようになった」
ということです。



これが
bitcoinというトランプゲームで今までに起きた出来事です。



上までのお話はけっこうおおざっぱなので
最後に以下で補足しておきます。



まず
「トランプとか偽造しまくれるじゃん貨幣になるわけない」
ということ。

bitcoinのトランプは偽造できません。
なぜかというと
ルールにあるように
「採掘」を行う人が「すべての取引と採掘に不正がない」ことを
山からトランプをもらうのとひきかえに
常に確認しているからです。

しかもbitcoinトランプでは
「全てのトランプのやり取りが寸分の狂いもなく記録」
されています。

この記録は採掘を行う人のPCに分散して保存されています。
なので誰か一人が記録を不正に改ざんすることも不可能です。


(ただし監視する採掘者の過半数を抑えれば不正が可能になる場合があります。詳しくは「51% Attack」で検索してください)



そして
「山からトランプを引くの簡単じゃん。価値ないじゃん。」
ということ。

これ、トランプを山から引くのは難しいんです。
なぜならbitcoinトランプの「採掘」という監視作業は
高度な暗号を解析する必要があるので
パソコンの処理能力が必要です。
しかも採掘の難易度はどんどん上がっていきます。

どうして難易度が上がるのかというと
全体の採掘された「回数」が増えるほど
貰えるトランプの量は減るからです。

つまり上にも書きましたが中途参加した人は
あとで参加する人になればなるほど採掘は難しくなります。

これはbitcoinのルールで決まっています。

そしてこれも「不正」は不可能です。


なぜなら上にも書いた通り
「採掘は相互に監視されすべて記録されている」
からです。



最後に
「胴元が居るんじゃないの? 胴元が不正するんじゃないの?」
ということ

胴元は居ません。
今までのルールに胴元は出てくる余地がありましたか?
Nakamoto氏を胴元と呼ぶ人も居ますが、意味不明です。

彼はゲームのルールを作っただけです。
遊んでるのは皆であり
システムを運営しているのも皆です。

誰か一人がシステムを運営しているのではなく

しいていえば
採掘をしている参加者全員がシステムを「監視」している
という「運営」をしています。

ババ抜きというゲームに胴元が居ないのと同じ事です。




以上。


ひまなので書きました。
とても眠いのでどっか間違ってるかもしれません。

なおその2では適当な事言ってる人が多いので
自己満足でちゃんねらをdisる予定です。

あー疲れた。

その3 bitcoinに関する議論と一人の天才ハッカー

その1はこっち
http://d.hatena.ne.jp/sippo_tuki/20140228/1393580888


さらに続きです。
ねむいけどねれない。
ねむい。

あと以下の文章で経済学みたいなものを語りますが
私は経済をちゃんと勉強した事がないので
鵜呑みにしないでください。
どこか間違えてる可能性あります。



さて
これまでbitcoinを3記事も使って解説を試みましたが
このbitcoinネットワークは実は
欠陥も確実に持ち合わせています。

それはまず
bitcoinはその仕様上
「最終的に総供給量が20,999,999.9769BTCで固定される」

という部分です。

これはルールとして最初から決定されています。

どういう意味かと言うと
bitcoin
20,999,999.9769分「採掘」されると
それ以上はbitcoinの新規の採掘が不可能になるという意味です。

(ただしその後もbitcoinではネットワーク上の
送金にかかるわずかな手数料が採掘者に分配されるため
採掘者のネットワークの監視作業が止まる事はありません)


bitcoinの売り文句として
「ネットワーク上の通貨だから国家に縛られない!」
「国が供給量をコントロールしないため自由な通貨である!」
というのがあります。

一見良く聞こえるかもしれません。
しかし経済学的にはこれは大問題です。


国が通貨の供給量をコントロールしようとするのは基本的に
「経済の安定を図るため」
です。

経済学では適度なインフレは失業率を下げる効果があると言っています
(詳しくはぐぐってください)

そのため世界各国では失業問題に対し法律で
「失業問題は銀行に責任がある。不況では金融緩和しろ。」
と書かれています。

(ただし日本は例外ですね 爆笑)


bitcoinではこれがありません。
20,999,999.9769BTCまでは供給されますが
それ以上はシステム上、供給することが出来ないんです。


つまりbitcoinは明らかなデフレ通貨です。


市中におけるbitcoinは常に流通量が減っていきます。
bitcoinの供給がなくなる結果
bitcoinの貯蓄に資金が吸収されるため

市中にbitcoinの需要がある限りbitcoinは高騰します。

需要が一定でもbitcoinの流通量は減り続けるためです。


これがbitcoinの高騰する理論的背景です。


さて
bitcoinはバブルでしょうか?

将来もbitcoinの需要が続くのなら
高騰は続きます。

そして高騰が続くという事は貯蓄(投資)にbitcoinが吸収され
bitcoinの流通量が減り
また高騰します。

これが繰り返される結果


需要が無限に一定ならば
理論的には1BTCの現在価値は∞です。
1BTC = ∞USD

となってしまうわけです。


しかしbitcoinで行われる経済活動は低下するわけです。

どこでbitcoinは無限から開放されるのでしょう?
わたしにもbitcoinが最終的にどこに向かうのはわかりません。

最後にはクラッシュが起こるのか
それとも。



またbitcoinは犯罪に使われやすいという特徴もあります。

bitcoinは正確には完全な匿名ではないんですが
かなり匿名性の高い決済手段と言えます。

送金や受け取りをする時は相手のbitcoinウォレットの
アドレスさえあれば可能なわけですから。


これも国家が管理する事は不可能な要因のひとつです。


実際に麻薬取引等々で大活躍のようですが
これを規制するのも一苦労です。

国内のサーバーでbitcoinを遮断しても
別のネットワークを経由したり
様々な抜け道が考えられます。


bitcoinは麻薬の決済手段として
本当に便利なものです。



bitcoinは本当に自由なネットワークの通貨です。

しかし自由は良いことではありません。

そして規制も難しいネットワークです。

bitcoinは世界をどこへ向かわせる気なのでしょう?


これは単なるワイドショーネタでは済まされません。


いまさら情報収集を始めた日本の政治家ってなんなんでしょうね。


この
bitcoinというものは
Nakamoto Satoshiという一人の謎の人物により生み出された
経済学的にとんでもない実験対象なんです。


世界が変わってきています。
一人のハッカーとネットワークによって。




参考:http://www.bitcoin.co.jp/faq/faq.html

古典的手法のお話11 : 経済指標の先取りの話

FXトレードをしていると
経済指標発表前に
明らかに結果が漏れてるような値動きをすることがありますよね。

あれ、実は結果を事前に売ってる場合があります。


指標結果を2秒早く配信、取りやめへ
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/fx/tokudane/20130710-OYT8T00729.htm


今日も世界はインサイダーに満ちています。

その1 : Evidence-based 幸福論

ブログってたのしいな。
ブログってたのしいよ。

いつもながら暇なので
文章書く練習がてら何か書きます。

今回は構成を考えず
行き当たりばったりに書くので
途中でつまっても許してください。


〜以下本文〜


人生に統計は応用できるでしょうか?

人生は数値化できるでしょうか?

この連続記事ではそんな雑なことを
出来るだけ真面目に体当たりしてみようという
試みです。

もう株とか関係ありません。
助けてください。



さて、いかにもアレなテーマなんですが
統計的に幸福を研究しようというテーマは
実は昔からあります。


以下参考Wikipedia

幸福:統計的、精神医学的調査・研究
http://p.tl/UDVV


上の記事をまとめてみます。

世界各地110万人のデータを検討した96年の研究では
9割の人間は「自分は幸福である」というアンケート回答を
したそうです。

また
ある程度以上裕福な先進諸国では個人の経済的裕福さと
幸福感との間には関連性が見られなくなる、

統計学的に見て幸福感に大きな影響を与えているのは
婚姻状況、および信仰心である、

幸福感を決定するのは個々人の内的部分
つまり信仰心や考え方にある、


そして
幸福な人に共通する内的な特徴は4つ

①自分自身のことが好きであること
②主体的に生きているという感覚を持てていること
③楽観的であること
④外向的であること


というような結論だったそうです。


念のため一部ツッコミを入れると
最初の9割が幸福と答えたという部分にはバイアスがありますね。
つまり「自分は不幸である」とはほとんどの人は
言いたがらないという点です。
確証バイアスの一種ですね。

記事では1割の人が「とても幸福である」
8割が「幸福である」
だったそうなので
以降このようなカテゴリーデータは
「最も幸福な群」
を基準に考えていきます。



さてここまで書いてあれです。
困りました。

これもう結論でちゃってます。

世界基準では幸福になるための行動指針は
既に示されています。

つまり世界的には
上四つの事を心がければ幸せになれるよ!

というわけです。


どうすんだよこの記事……。


仕方ないので
次の記事でもっとミクロレベルに
日本人の幸福の方法について
さらに具体的な部分について考えていきます。


(つづく)

相場の闇と錬金術1 : スイス銀行総裁のインサイダー取引(?)

ネタ切れだし
相場の裏側っぽいのとか
倫理的に大問題なモノゴトについて書けば
ちょっとは有意義なんじゃないかと
おもた。

たぶんシリーズ化されます。
よろしく!

そしてこのブログの更新が止まったときは
私が闇の勢力に消されたと思ってください。


〜以下本文〜


2011年9月6日火曜
日本時間17時頃

スイス銀行は自国の通貨高に対し
「1ユーロ=1.20フランの最低為替レート設定する」
という声明を発表し
「無制限に外貨を購入する用意がある」
として外貨を猛烈な勢いで買いはじめました。

いわゆる為替介入です。
これによりスイスフランの相場は暴落

歴史的な介入相場となり
多数の人が大もうけ、または死にました。


そんな中、この介入によって
利益を得た一人の女性が話題になりました。


スイス銀行中央総裁の妻
カシュヤ・ヒルデブラント氏です。


そうです。

「彼女はその立場上、介入を知りながら
 その取引で利益を得たのではないか?」

というような事を疑われたわけです。
(ただし真偽はわかりません)


このリークは総裁の政敵である
国民党副党首の弁護士へ行われたということもあり
徹底的に総裁は追い詰められ
最後には中央銀行総裁を退陣させられました。

総裁の妻は日本円にして500万円程の利益を
得たそうですが、割に合わない取引だったようですね。


そして
これについて様々な議論が巻き起こりました。


まとめてみます。



まず、もし本当にインサイダー取引だったとして
これが法律に抵触しないことです。

為替市場では各国間に様々な法律上の都合があり
インサイダーを取り締まることが出来ません。
というかそもそもインサイダーを想定していません。

ただしこれは中央銀行の資金を利用して儲けた
という形になるため、間接的な横領です。

しかし取り締まる法律はありませんでした。



そして、元総裁の妻が取引を行ったという事が
「リーク」されたという事について。

元総裁妻のそれが何であれ、その取引があったという
「顧客の情報」が取引銀行から
リークされた事が大問題になりました。

リークした行員の名前は明かされませんでしたが
解雇されたと発表されています。

この解雇は正しかったのでしょうか。それとも?



また、これは週刊誌のような書き方になりますが
なぜ元総裁の妻がこのような取引を行ったかについて、
妻自身のコメントでは
「ドルはスイスフランから見てばかばかしいほどに安かった」
「画廊経営を始めるためのための取引だった(投機)」
となっています。

確かに元総裁の妻はヘッジファンドに勤めていた経歴が
あるそうなので、言い訳は立ちます。

しかし、その取引の元になった資金(2500万円程)は
スイス国内の別荘売却によるものだったとか。



さて、ここまで書いておいてなんですが
元総裁が辞任した後に発表された監査報告書では
カシュヤ氏が不正行為を行った事実はない
と結論付けられています。

真実はどうなんでしょうね。

まあそれがどうであれ
中央銀行の妻が為替取引をするということ自体
問題だとは思いますが。



最後に
このお話には後日談もあります。


元総裁の妻は本当にインサイダーであったとしても
旧来の規則ではひっかからないのでお咎め無し。
今では画廊を開き運営しているそうです。


中央銀行総裁のほうはどうなったかというと
退陣後ヘッジファンドに勤めています。
ブラックロックです。
会長直属の部下だそうです。
「超」大手のヘッジファンドです。


もちろん、何も証拠は出ていません。
私も結論は出ません。

ですが、世界はインサイダーで満ちています。



参考元URL

http://ameblo.jp/fx-hitorigoto/entry-11342034246.html
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LXJC6F0YHQ0X01.html
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LXA1DM0D9L3501.html
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE80401D20120105
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MOXF3R6S972L01.html