理論株価ってなんですか

いまさらですが
あけましておめでとうございます。

本年も更新頻度控えめでよろしくお願いします。

お外寒くて出たくないのでなんか書きます。

ねむい。


〜以下本題〜


結論から言って
理論株価は幻想です。

証明も簡単です。
以下の株価を確認してください。


伊藤園(2593)
金曜の終値:2191円

伊藤園第1種優先株式(25935)
金曜の終値:1740円


上の二つはどういう関係かというと
伊藤園本体と
その優先株式です。

優先株式とは普通株よりも配当が優先して貰える
株式のことです。


さて、理屈で言って両者は、
ファイナンス論で言う
「株価=将来の配当の現在割引価値」
(詳しく言うと語弊がありますが。。)
を参考にして考えると、
優先株式のほうが値段が高くなるわけです。

当然です。
優先株式のほうが配当が多く貰えるわけですから。


でも実際には
優先株式のほうが20%ディスカウントの安値です。


理屈理論で言って説明が出来ません。

また効率的市場仮説も否定していますね。


苦しい言い訳ですが
流動性の関係で割安になっていると言われることもありますけどね。



で、タイトルなわけですが

理論株価ってなんですか?


答え:謎です。

今年の指標とか低PERのリターンとか

もうなんかみんなちゃんとデータ取って分析してるので
いまさら私がやったって誰得かわかりませんが
いくつか書いときます。

計算ミスとかあるかもしれませんが
間違ってたら許してね!

基本指標
前年終値と今年終値の比較

日経平均
10,395.18 → 16,291.31
騰落率+56.72%

TOPIX
859.8 → 1,302.29
騰落率+51.46%

ジャスダックインデックス
53.47 → 103.02
騰落率+92.67%

東証2部指数
2,475.88 → 3,569.85
騰落率+44.19%


ここからしっぽ付きが計算した指標

データ数3207銘柄


全銘柄のリターン
単純平均+61.50%
中央値+35.85%


期首時価総額

下位100銘柄
平均+169.20%

下位200銘柄
平均+127.11%

上位100銘柄
平均+50.23%

上位200銘柄
平均+52.09%


以下バリュエーションのデータは
すべて前年末の四季報ダウンロードデータより


低PER上位のリターン

上位100銘柄
平均+56.98%

上位200銘柄
平均+56.90%


低PBR上位のリターン

上位100銘柄
平均+57.99%

上位200銘柄
平均+54.94%


まとめ:

基本的に低PERの指数は
全体平均を+10~20%上回る推移をここ数年続けていましたが
今年は観測されませんでした。
強い上昇相場ではバリュエーション指標が無意味になる傾向が
過去も観測されています。

また小型株は安定した(?)リターンを出していますね。
これも毎年同じように平均を上回るリターンでしたが
ちょっとやりすぎわろたw

日経平均や大型の独歩高のように言われてたりもしましたが
さすがに小型のほうが上がってるようです。

来年以降もこの傾向が続くのか
それともバリュー指標の優位性が復活するのか
どこで変化が訪れるのか観察していこうと考えています。

みんなバブルはほどほどにね!


最後に
今年もお疲れ様でした。
アベノミクスの一年いろいろありましたね。
来年も良い年になることを
そして皆さんが生き残れることを祈っています。

ブログに飽きていなければまた来年お会いしましょう。

またね!

まとまりのない文章で節税のこと

税率上がりましたね。
正確には優遇されてた税制が元に戻った
というだけですが。

さて、でもこれって抜け道たくさんありますよね。


例えばけっこう言われてる方法ですが
一般口座で雑所得として利益にする
(20万円くらいまで非課税)
とか。


他にも
特定口座と一般口座で優待クロスをして
一般口座側に損失を押し付けて見かけ上の所得を減らす
とか。


また、もう出来ませんが
例えば税率変更一ヶ月前とかに
信用全力でロングとショートを同じ銘柄で建てる。

→ 税率変更直前に利益が出てるほうをクローズ
→ 税率変更直後に損失が出てるほうをクローズ
(税率の差額をサヤ取り)

とか。


うーんどうなんだろう。


でも思うんですが
こういうのって外国人は関係ないので
昨日の日経上げとかは頷ける話ではあります。

ただ外国人が「日本株」で儲けて
「本国」で課税されるってちょっとおかしいとも思いません?

いや理屈の上では正しいのかな。
まあ理屈の上でも二重課税とかおかしいですが。


むずかしいむずかしい。

データ分析ごっこ : 業種別のPER,PBRに意味はあるの?

私の手がエクセルのせいで疼き、乾き
灼熱の炎を放ち始めたので
やります。


表題どおり
業種別のPER,PBRでリターンをソートしてみたよ!
というお話です。
(ただしPERは貼るの面倒なので割愛)

なお前回のデータ遊びはこちら
http://d.hatena.ne.jp/sippo_tuki/20130620/1371757845


よしさっそく行ってみよう!


お借りしてきたデータはすべてモーニングスター
http://www.morningstar.co.jp/RankingWeb/SectorTable.do
こちらです。

これをWaybackmachineにかけて過去データを無理やり取得しました。
データの日付が意味不明なバラつきをしてるのはそのためです。



2009/12/30の時点のPBRでソート
2011/03/17までのリターン。



低PBR上位半分の平均リターン:-8.59%
高PBR上位半分の平均リターン:-10.94%

低PER上位半分の平均リターン:-11.41%
高PER上位半分の平均リターン:-7.04%
(赤字を除く)



2011/03/17の時点のPBRでソート
2012/01/04までのリターン。



低PBR上位半分の平均リターン:-4.82%
高PBR上位半分の平均リターン:-8.51%

低PER上位半分の平均リターン:-6.71%
高PER上位半分の平均リターン:-8.79%
(赤字を除く)




2012/01/04の時点のPBRでソート
2013/01/15までのリターン。



低PBR上位半分の平均リターン:23.94%
高PBR上位半分の平均リターン:20.64%

低PER上位半分の平均リターン:18.32%
高PER上位半分の平均リターン:19.89%
(赤字を除く)



こんな感じになりました。
どうやら有意っぽいですね。
でもすっごい微妙です……。
役立つかどうかも微妙。
ま、こんなもんか。

ちなみにPERの場合も微妙な感じでした。


なお
このデータの信憑性は保証できません。
(そもそも有意性の検定してないし……)

投資判断は自己責任でね!

マネーゲーム今昔1 : バブルチャート見聞

詰まったのであたらしく企画テストスタートです。
過度な期待は禁物です!
がんばります。


株式市場はもしかすると
フラクタル構造を有しているかもしれません。

このチャートをご覧ください。

出典:http://p.tl/WWrH

これ
いかにもIPOって感じのチャートですよね。
実はラオスの株式市場がはじめてオープンした時の
ラオス株価指数(LSX指数)のチャートです。

ラオス市場が始めてオープンした日から
15連だか連続S高してます。


これがいわゆる新興国バブルってやつです。

はんぱないですね。ハゲます。


でもやっぱり新興国バブルの筆頭と言えば
中国でしょう。

チャートはこちら

出典:Yahooファイナンス(上海総合)

この時期にだいたい6倍になりました。
こわ


でもでも
もっと変態的な値動きをしている指数もあります。

それがこちら
画像が大きいのでURLでの紹介です
http://p.tl/umy5

アルゼンチン株価指数です。
これを見るとここ15年で
20倍を目指してますね。

出典:http://trendsline.info/WorldCharts.html



最後に日経平均を見てみましょう

出典:Yahooファイナンス

これは……

日経10万行くわ(確信)

古典的手法のお話 - 番外編3 : 放火

ネタがないのでネタにはしります。
来年あたりから真面目になります。
ほんとです。


これはとっても簡単。

空売ってその会社に火を放つだけです。


ドンキ放火で株価下落狙う 「空売り」で利益か
http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008111101000237.html


ちなみにこれ
けっこうメジャーな方法で
韓国だか中国だかでも鉄道株で放火した人がいたはず。
ソース見つからないので知ってる人はご一報を。


なお、このブログは犯罪を助長するものではなく
私は一切の責任を負いません。

放火は最大で死刑まであるしな!


ああ
なんてやる気のない記事……。
温泉行きたい……。


追記:
Twitterのほうでつっこまれましたが
グリコ森永事件でも似たような話ありましたね。
詳しくはgoogleけんさk












うわなにをするやめ

古典的手法のお話 - 番外編2 : 総会屋さん

総会屋って知ってます?
Wikipediaによると


"総会屋(そうかいや) とは、日本において、株式会社の株式を若干数保有し株主としての権利行使を濫用することで会社等から不当に金品を収受、又は要求する者を指す。"
(引用元:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%8F%E4%BC%9A%E5%B1%8B)


らしいです。

つまり一単元でも持てば株主総会に出席する権利が発生するので
経営者に対して
「金よこせ、駄目なら総会で暴れる」
というような脅しが出来るわけですね。

また、広い意味では新聞屋とつるんだり
直接企業の経営に口出しする人達のことも
総会屋と呼ぶことがあるようです。

これはたびたび問題になり
たびたび法規制も行われてきました。


が、まだまだ生き残っているらしいです。

表には出なくとも
受付の机のリース料が500万円だったり
トイレの植木のリース料が1000万円だったり
怪しい資金の流れがたくさんあるそうです(噂)

つまり何が言いたいかというと
株主総会は疑って見てみると面白いかもしれないね!

という感じです。


おっと……誰か来たようだ。
こんな時間に誰だr