古典的手法のお話4 : FX業者間アービトラージ

FX業者って意図的に
自社の提示レートを操作してます。

いやいや、オカルトとかそういうのでなく普通にやってます
違法でもなんでもないし。

基本的にFX業者で提示される値段は
業者が自由に決められますから。

小売業が商品の値段を自分の意図で変えても
違法ではないのと同じです。


で、業者は自社の注文で
溜まったストップ注文狩りとかのために
意図的に瞬間的に提示レートを釣り上げたり下げたり
やり放題なわけです。

これを利用するのが業者間アービトラージです。


つまり
あるFX業者が提示レートを釣り上げた所をショート
提示レートを変えていない別のFX業者でロング
と両建てして固定し、
釣り上げられたレートは基本的に元に戻るので
そのレート差の縮小を利益として得られるわけです。


FX黎明期はこれ以外にも
提示レートが各業者の回線のスピードの差によって
瞬間的にサヤが出来るなんてこともあって
サヤ取り放題だったというお話もあります。


今でもこういうお話は時々聞きますが
業者のやり放題状態をどうにかしようと
最近ようやく規制のお話が出てきたらしいです。

参考:FXの「怪しい値動き」に初の規制 6月にも策定へ
編集委員 清水功哉
http://www.nikkei.com/markets/features/27.aspx?g=DGXNMSFK0902S_09052013000000


いよいよ古典の手法になってきましたね。
残念。