古典的手法のお話 - 番外編1 : 金相場と金貨のこと
ネタがないです。
なんか書きます。
コモディティの代表格として
金(ゴールド)があります。
安全資産と呼ばれ
ドルの人気と反比例して
2000年からは
国内金価格1500円/g から 4500円/g
まで値上がりしたりしました。
なかなか派手な騰落ですよね。
この結果、ある金貨で面白いことが起こりました。
皇太子殿下御成婚記念 5万円金貨
この金貨をご存知でしょうか
平成5年に発行された18gの金貨です。
当時の金としての価値は18g×1500円で27,000円です。
金貨とはいえ、立派な貨幣ですから
5万円のお金としても使うことができます。
発行量も多くプレミアムもそれほどついていませんでした。
さて、気が付かれましたか?
以降金の値段が上がりました。
国内金価格およそ2800円/gで
貨幣として5万円 金としての価値5万円として釣り合います。
これはどういう意味でしょうか
あなたならこの金貨を5万円で買うでしょうか?
ケース分けして考えてみましょう。
今後も金価格の高騰が続く
→ 金貨の金としての価格の上昇がリターンとして得られる
(5万円以上になる)
今後は金価格が下がる、暴落する
→ 貨幣として5万円の価格で取引される
つまり
5万円以下になるリスクがない
今後値上がりする可能性がある
ということです。
オプションみたいなやつですね。
なお実際に金価格が値上がりしたので
現在のこの5万円金貨の価値は
4500円×18gで81000円です。
もし今後も金価格の高等が派手に続くなら
10万円金貨(金の含有量はまだ金価格以下)
でも出来るかもしれません。
普通預金にお金入れるくらいだったら
こういう方法もあるかもしれませんね。