古典的手法のお話8 : スワップアービトラージ

スワップアービトラージ
数年前に流行ったらしいです。
解説してみるです。


さて
FXではスワップ金利というのがつくのをご存知でしょうか。
これはつまり、FXで取引する通貨の二国間の金利の差を
スワップ金利という形で受け払いされるわけです。

豪ドルの場合だと
1万通貨(13年06,09現在レートだと92.5×1万=92.5万円)
で一日70円くらい貰えるらしいです。

レバレッジ25倍だと
うまーく底値でロングを仕込めてその後変動に狩られない限り
3万7000円(92.5万円/25)で一日70円貰えるので
すっごく美味しいですね(底で仕込めたらの場合ですよ!)

また反対に
豪ドルをショートで仕込んだ場合は
スワップを支払う必要があります。
だいたいの場合ロングで受け取れる額より多くなります。
めんどうですねー。


でも実はこれ
抜け穴があって

人集めのために
スワップフリーのFX業者もあったりするんです。

もうおわかりですね?


スワップのつくFX業者でロング
スワップのないFX業者でショート

これでスワップ金利だけ美味しくいただけます。
また変動でロスカットされるリスクは
両者に逆指値入れておけば
普通に回避できるので
レバレッジを上げて受け取れるスワップ
増やせるメリットもあります。


理論上はこの方法で年間5倍とかも出来るらしいです。
はい。
理論上はね……。


実際やるとスワップフリーのFX業者に出禁くらいます。
口座停止です。


ですよねー。


そりゃあスワップフリーって
FX業者がかわりにショートのスワップ金利を払ってくれるわけで
ショートしかしない客とか大迷惑なわけです。


なかなかうまいお話はありませんね。

やれやれです。