微妙だったファイナンス理論からのバリュー手法もどき

CAPMというモノをご存知でしょうか。

簡単に言うと、効率的市場仮説、
つまり市場が効率的であれば
市場にお金は落ちてないので
全ての人は長期的に
市場平均以上のリターンを上げる事は出来ない
という前提を利用したモデルです。

全ての銘柄の期待値が市場平均と同じだとすると

ある銘柄の値動きが市場平均の二倍の場合
その銘柄のリスクは二倍あるという事になります。

同時にリターンも二倍になります。

で、ヒストリカルな対市場平均のリターンから
この銘柄の値動きは
この企業に「どれだけの利益を求めているか?」
という事を求められるという事です。

すごいわかりにくいですがこれがCAPMです。

まとめると銘柄の値動きから株主が期待している
利益の量を測定出来るということです。


で、コレを応用したモデルが作れます。

つまり
株主が求める利益 < 予想利益
の銘柄が割安という事です。

去年まで私はコレ使ってました。
これによって求められた銘柄は
TACとかアクリーティブとかベストブライダル
富士機工とかでした。

ただコレを辞めてしまった理由は
PERに勝てねーお……。
という事でした。


何かの参考にでもしてください。

なお着想の元になった論文みたいなのはこちら

http://www.fs.ics.hit-u.ac.jp/mba_course/pdf/financial_strategy_arai.pdf


あーあどっかにお金落ちてないかなー。