古典的手法のお話1 : 引値ギャランティー
暇なので書きます。
知ってる人は知っている。
cisさんも財布にしていたという噂のあれです。
インデックスファンド等々
運用額の大きい所の注文は基本的に
証券会社が代行して発注(購入)します。
しかしこの仕組みは実は、証券会社の財布にされていた
というお話です。
例えばあるインデックスファンドが
A株を20万株を引け値(終値)で買いたいという注文を
証券会社に出したとします。
(この注文方法を引け値ギャランティと言います)
その場合、証券会社は前場にまず10万株を100円で買います。
そして残りの10万株を後場引け直前に一気に買い付け
株価を急騰させます。
急騰させて仮に105円で終値が付いたとしましょう。
その場合証券会社が買い付けた平均単価はいくらになるでしょう。
前場:100円×10万株
後場:104円×10万株(急騰したので平均104円にします)
→平均単価102円です。
そしてこれは引け値ギャランティで受けた注文なので
証券会社はインデックスファンドに終値の105円で
渡せば良いわけです。
これで証券会社は
(105円-102円)×20万株 = 60万円の利益
を得られるわけです。
昔からインデックスファンドはこれにより
小さい金額を損させられてきました。
しかしインデックスファンドもインデックスと相関するように
終値でさえ合っていれば文句はないわけで、
結局ファンド購入者が
毎回少し損させられていたという形です。
インデックスのパフォーマンスが
市場の全体平均に比べて低くなる傾向があるのは
少しばかりこのせいもあったのかもしれませんね?
しかしインデックス系投資家にとっては
ほんと迷惑なお話ですね。
まだあるのかなー